雨を降らせないで

今日はおやすみだからやっと撮りだめていたフィギュアスケートを。
誤解を招く発言かもしれないけれど、サーシャ・コーエンという妖精のもつ、小鳥のような肢体にガラスのハートに。だから安心する。人形のようにころげる彼女が痛々しくも。何年たっても彼女はそれで。美しくて、すきだ。震えすぎて萎縮したからだとこころがプレッシャーから開放されたあとのあのバンビのような軽やかさ。おませな少女のような小悪魔。村主の操られてる感の強いか細い手足、儚いまでの繊細な表現力、いたいけな少女のような壊れそうな想いがずしんとこころを重くする。彼女の高速スピンにはほんとうにほんとうにうっとり。エキシビションで魅せたあのボールのくだりはかわゆかった。どうぞと差し出しておいて戸惑う観客がそっと手をさしのべるとあげないわこれはわたしのなの!なあの少女っぷり!あなたはずっと少女のままでわたしのこころをこわれさそうとすればいい。そして圧巻の荒川。女王は女王らしく女王然と艶然と気高く微笑んで。