{映畫館]カクレカラクリ

大好きと言い切ってしまうものではくて、ただ、脚本のツメの甘さすら覆ってしまえる、わたしの心をぎゅっと掴んで決して離しはしないそのただただ美しく儚い映像に魅せられて、美しいってだけで泣けるんだって劇場で体感したSoundtrackから二階監督のファンをしているのだけど、そんな彼がこれまた10代だったわたしに衝撃をもたらした森センセ(Vシリーズの面白さは否めないけれどでもやっぱりそれでも萌絵ちゃん×犀川先生シリーズ★愛)とタッグを組むのだから人生ってばジェットコースターロマンス?(それなら北村×岩井の衝撃度の方が波が高いけれども。Bandage*1はらはら。)
加藤さんはどんな演技を見せてくれるのか検討もつかないのだけれど、彼のWEB連載、我輩はシゲ(小山ネタ目当てに覗きに行ったの)での文章力に思わず唸らせられただけに(テンポが良いというか、うまいなあとただただ感心)楽しみ。少しの心配は千明とか平岡くんとか、台詞回しが甘そうな役者大集合なことかしら・・・。好きなんだけどなー。あとやっぱり情緒豊かすぎて痛々しい(それが魅力)二階さんとあの森センセって・・・。端的に言ってしまえば耽美とロジック?森さんが情緒を解さないのでなくて、そこを甘くせずにさらっと記号的に処理するところが彼の持ち味というか。そして二階さんはしんどいくらい甘く甘く持っていくひとだから。でも間逆とかそういうんじゃなくて、そんな二元論では割り切れなくて。なんとなく気持ち悪い。そうそう、あまりにも星が違うひとたちだから同じ次元にもってこようとしても、私の貧弱な想像力じゃ検討もつかないの。ああ、不安。でも楽しみ。
怖いものみたさ?(好奇心は身を滅ぼすのならわたしは滅びて良いと思う)