音楽と記憶

久しぶりに聴きたくなって。

グレイテスト・ヒッツ

グレイテスト・ヒッツ

ビョークを聴くと高校生のころを思い出す。美術室に染み付いた油の香り。朝から数人集まってイヤホンで耳をふさぎ思い思いに授業がはじまるまで絵を描いていた。それにCDショップ店員だったころも。やっぱり朝方(これは朝方まで起きていた、が正解だけれど)防音完備のあるお友達のお部屋で皆でセッションをしたこととか。ビョークが新しい音楽を出すたびにひとりでこっそりや、お友達と興奮しながらそういった記憶が増えていく。音楽と記憶。わたしは鈍いからなんか知ってる匂い?くらいであまり香りと記憶の関係性にはぴんとこないのだけれど音楽と言うのはものすごく密接で。だからいつだって”あのとき”に戻ってしまう。それは心細かったり懐かしんだり不安になったり亡くしてしまったものを想ったりと様々だけれど、きっとすべて愛しいことに違いはない。