頼りない生牡蠣のような感受性

自分にてこずってた、そしててこずっている。今も。そのことを自覚できたのんびりとしたお休みだった。金曜日もお休みをもらって、本を読んでお茶をいれて、飲みながら本を読み風をうけてうたたねをして1日目が過ぎた。本を読んでコーヒーを飲んでドライブをし焼きたてのパンを食べ本を読んで2日目が過ぎ、本を読みママとコーヒーを飲みおしゃれをしてお友達とカフェに行きのんびりとして海のように厳しくて広々とした言葉に出会い、美味しいベーグルと本を連れて帰りまた本を読んでいる。そうやって3日目が過ぎようとしている。すてきだ。

大人になってもどぎまぎしたっていいんだな/ぎこちない挨拶 醜く赤くなる/失語症 なめらかでないしぐさ/子供の悪態にさえ傷ついてしまう/頼りない生牡蠣のような感受性/それらを鍛える必要は少しもなかったのだな/年老いても咲きたての薔薇  柔らかく/外にむかってひらかれるのこそ難しい
茨木のり子「汲む ―Y・Yに―」より