メンテナンス

久しぶりの美容室。髪ブラが余裕でできてしまう長さは理想に忠実で満足だったけれど毛先が可哀そうで。ほら、毛先15センチでかわいいは作れるっていうでしょう？でもほんとそのとおり。ほそーくて手足ながーくておっきいサングラスをかけたかわいらしいお兄さんにメンテナンスしてもらってわたし復活。そのひとが｢キレイを保つのってむずかしいですよね｣って言うものだから、すこしばかり反省して。わたしはいつもたすけてくださーいって駆け込むタイプだから。あなたのやわらかな笑顔のためにもわたしのためにもこのキレイが続くように努力するよってたよりない強さだけれどそう決意した。

カットをしてもらってる間のたった９０分がとーっても密で。自分がそのひとの作品になっていく過程にどきどきした。そんな満足気に頷かれても・・・とくすぐったいような。こちらも思わず笑みがこぼれて、やわらかな陽が入り込むサロンの隅でまどろむ小さな小さな看板犬の大きな大きないびきに翻弄されながら良い気分で外に出た。気持ちよかった。