昨日の夜

わりと早い時間から本を読みながらうとうと。気持よいなあと思っていたら朝が来てやっぱりつづきを読みながらうとうと。わたしとしてはとても珍しく昼前まで惰眠をむさぼってた。あんまりいっぱいの睡眠は必要ないひとなものだから。その昔、あなたはとても苦しそうに寝るねと言われたことがあって。睡眠は趣味!と言うお友だちたちが眠るその姿はまるで猫のように平和で幸せそうなのになんでわたしは苦しそうなんだろうって残念に思ったこともあるくらい。ちいさなころ、歯をぎゅうっとくいしばって眠るこどもだったのだと母親に教えられてお昼間の猫の寝顔のような日向の匂いを持つひとへのあこがれを強くする。眠るのは気持ちよい。それはわかりすぎるほどわかっているけれど眠るのが勿体ないって思うのもほんと。できるだけ夜が長く続けば良い、と思うのだ。