週末読書

白洲正子自伝 (新潮文庫)

白洲正子自伝 (新潮文庫)

幕の向こう側が、シンとしていればいるほど見物が感動したことを示している。(中略)真に美しいものの余韻を、拍手なんかによって壊したくないのである。

開眼なんてことは一回こっきりのものではなく、一生くり返しているうちに、ほんとうのものが見えてくるのではあるまいか。そして、廻り廻ったあげくのはては、そんなものはない、ともいえるのである。

悶絶スパイラル

悶絶スパイラル

「いったいツ○シって、なにものなの?天才じゃなかろうか」

しをんさんの反応はわたしが溺愛ロジックはじめて聴いた時とおんなじそれで笑った。

私はどうも、境界を行き来する感じのあるひとや表現物が好きらしい。(中略)性別だけではなく、あらゆる垣根を超えるというか無化するほどの、あやうさと揺らぎ。いろんな意味での異界を出現させるような色気。それこそが芸能、ひいてはあらゆる創作物の、輝きの根底にあるべきものなのではないかと、そう思った次第である。

Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)

Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)

真賀田四季の名前にぞくっとした。
百万円と苦虫女

百万円と苦虫女

苦い。ほんとうに 苦い。映画もみたい。