いま。

読んでいるほん。

ぽっぺん

ぽっぺん

やさしいくせにすっぱりと切れ味抜群のナイフみたい。危険なひと。やさしいくせに。するするっと言葉が身体の中に染みいって。あ、いま、なきそうって瞬間がところどころ。具体的にどこそことは自分の気持ちが曖昧すぎて言葉にならないのだけれど。子供のころを思い出したりなんかしてかーっと顔が赤くなる恥ずかしさとか、公園にぽつんとひとりきりの心細さがよみがえったり。ああ、きけん。
それといま気になるほん。たぶんよいであいになる。はず。