ドライバーズハイ

岬へ行きたいっておともだちにこたえるために。ペーパードライバー だったからゴールド免許 なわたし、がんばった。

車を走らせて3時間。岬のある町にたどり着いたところでお昼ご飯。焼き物よりも生 派のわたしは海鮮どんぶり。サザエ?と岬さばと岬あじの丼と伊勢海老のお味噌汁。それから岬まではわたしの苦手な細い山道ばかり。自分の未熟さを省みたり、すこしだけ自信をつけたりしながら。海を観るために山に登るそのかんじが不思議。楽しい。ここの岬は年に一度だけ灯台を開放しているのだそう。そんなときに来てしまったのだから。白い灯台はまぶし。もどりすがら「灯台きれいやろ」ってメッセージにきれいやったよと言いたい。いま、落ちましたって風情の椿を波の音をききながらひろう。椿山って呼ばれれる山。駐車場から観ていたエメラルドグリーンの海。我慢できずに裸足になるよ。なんて美しい海!すきとおっていて、まさかと思って舐めたらやっぱりしょっぱかった。冷たい海水のなかでよいこであそぶ。タオルなんて持ってないけど自然乾燥。夕方まであそんで町へ。ガイドブックに載ってたって彼女の言うお店へ。わたしもはじめて。離合し辛い道だったけど本日の山道講習の甲斐あって落ち着いて。ひとつ、自分の可能性をひろげたわ。ノンアルコールカクテルで乾杯。産地直送のお野菜のサラダとかおぼろ豆腐とたくさんの薬味。お好みで豆乳をかけてって。薬味が大好きだからうれしかった。じゃこ天。お野菜の天麩羅と鯛のチリ蒸し。珈琲が仰々しい。夜、お見送りの時間。其処に黒猫がいて一緒にバスに手を振った。