『誰も知らない』

観てきたー。
キュッキュサンダルで暗い廊下をあるくゆきちゃんがあまりにも小さくて。(でもずいぶん大きくなってたんだよねー?)アポロが最後の1個になったときがとても哀しかった。ああ 終わっちゃうって 思ったよ。
モノレールがまるで遊園地のメリーゴーランドのように見えた。きらきらきらきらして。明の視線かなー?綺麗で哀しい。
明(柳楽君)の目が強いって言われてたけどそんな風に私は思わなかった。強くて彼は弱い目をしていたよ。守るものがあるひとの目をしていたよ。美しいと思う。
むしろついと目をそらしてしまいたくなるのは、ゆきちゃんや茂のまっすぐ向けられる瞳。正直、怖いくらいまっすぐで困った。弱った。
「冷たくて気持ち悪かった」って 思ったことあるよ。大好きな人なのに、気持ち悪かったの。とてもつらかった。死とはそういうことなんだなー。
最後のトランクの中のゆきちゃんが描きたいなー。ゆきちゃんの大好きなアポロをたっぷりつめこんで素敵な素敵なお姫様の棺桶。ヴィトンのバックには入りきらなくていつのまにか大きくなってたゆきちゃんに、私なりのお葬式をしたいなと思いました。
柳楽くんに、ときどき物語を忘れてはっと見とれてました。うわー。若いっていいなー(なんだそれ)