生と死 エロスとタナトス?(違)

お昼に同居人が観てた『黄泉がえり』をうっかりガン観。
あんだけ盛り上げたくせにそのラストってどうよー。花を咲かせたいがために作ったラストが蛇足。ソレいらないー。
夜中にまたしても鑑賞会。
『あずみ』*1
北村龍平監督作品ではダントツに『VERSUS』*2がお気に入りなのですが『あずみ』も彼お得意のステキB級映画で◎でしたー☆
しっかり泣かせるししっかり笑わせるし。
オーディションで自分がどれだけ『VERSUS』が好きで『VERSUS』にどれだけ出たかったかを暑っ苦しく語り倒し「もういいよお前」と言われてもやめなかったガッキ(石垣佑磨=エセよしくん?WB高原さん)目当てで観たのですが。これがねー、別の視点で収穫×2☆
まずオダギリの美女丸。
ワタシ、正直オダギリは苦手だったのですがこの映画で見る目変わったわ。イイよ!彼。いつのまにこんな怪優に。
そして成宮。ちょっとー、うきは 美しすぎません?いつも誰よりも先に自分の心を殺し、使命をまっとうせんと仲間を殺し仲間を見捨て、刺客としての使命に、じいの想いに応えてきた彼だったけど最後だけはそこだけは、心を殺せなかったのね。物分りが良すぎる子って見ててつらかったけど最後の最後で刺客としてではなく、人間として、じいに育てられた子供として「逃げなさい」というじいの命令を血を吐きながら微笑んで無視し、最後の花を咲かせ散っていった彼は、壮絶に美しかった。
美女丸は美女丸なりにそんな彼に何かを感じたんだろうね。薔薇の花を手向けた彼もまた美しかった。
ってすごーーぉくよかったんだけどね『あずみ2』*3が2005年公開されます。
あの、美女丸もうきはもじいも死んじゃって残るはあずみとうっかり生き残ってたガッキ(ながら)だけじゃん。どうすんの!!あずみはともかくながらは闘ってないじゃん。気絶してる間に終わってたじゃんすべてが。私ガッキ好きですが役不足だと思うのー。あーでも栗山千明は観たい。闘う千明が観たいの。