私信めいた江國語り
江國作品ファンではあるのですが、最近の作品については語れないのです。ファンなのかしらそれって?比較的最近の作品で、ホテルカクタスはまだ一回しか読んでないけど好きだなあと思いました。モンテロッソのピンクの壁も好きなかんじでした。かなしいけれど。江國のなんともいえない朴訥としたかなしさが好き。鈍いような鋭いような哀しみが、幸福とはこういうことなのかしら?と錯覚させられそうな、過敏な少女みたいな思い込みに引きずられるかんじが。
あと赤い長靴の装丁が気になって気になって気になって読んでみたいなあとも。活発な暗闇も。
- 作者: 江國香織
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/01/15
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- 作者: 江國香織
- 出版社/メーカー: いそっぷ社
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完璧に時代から取り残されてるなあと感じたのは、はまぞう*1で検索かけたら知らないのいっぱいあって。時が流れるのは早いです。
江國はすいかの匂いとぼくの小鳥ちゃんが好きという両極端なラインナップ。あとデュークも。自称江國好きに「すいかの匂いは・・・えぐいなあ。デューク?甘すぎ。江國はやっぱりホリーガーデンでしょう」って言い切られてしまった過去があります。えー?そうなのー?江國はそのえぐさと甘さのバランスだと思ってたわ、とわたし。十代だった。今読み直すときっとまた違うのだろうなあ。きっと彼の方も。
- 作者: 江國香織
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1998/01
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