洗礼

甘えた声が聴こえた方へとふらふらーと目をやるとみー様がぐったり息耐えた雀をくわえて得意げにこちらを見つめていて。…あ、これ褒めなくちゃ!と整理整頓されていない日常生活には不向きの頭のデータベースのすみっこにあった出典のあやしい情報のもとわっしゃわしゃ撫でて褒めたたえたらふわりと寄ってきて。そうしてすりすりともっと撫でろと静かに喜んでいてとても愛らしかった。蜜月。
でもその後雀を頭からバリバリ食していて(本当にそんな音。噛みごたえのありそうな音してた)流石にわたし触れなくてパパに雀処理ヘルプメール(だってせめて新聞紙の上で食べてくださいってお願いしてもいやーって雀くわえたまんま後ずさるんだもん)(盗られると思ったのかな?盗らないよ大丈夫触れないから!と力強く伝えたかった…)(でも雀って美味しいんだよね?焼き鳥屋さんのメニューにあるくらいだもの)(みー様ってば美食家?そーいえばわたしよりも良いもの食べてる。マグロの刺身とか)