EAT ME, DRINK ME

Eat Me Drink Me

Eat Me Drink Me

まりちゃんはもうわたしの神ではなくなっていたんだなあとのんびりと少し遠いところで思った。きっとそれは全編に漂うメランコリイな音がそうわたしの胸を切なくさせるのか。それともわたしのこころが離れてしまったせいか。(音が悪いのではなくて、だって#4など知らずに身体は揺れるし#5だって孤独なワルツのようで胸をきゅんとさせる#7だって#10だって!音は変わらずわたしの中で鳴り続けるけれど、まりちゃんの存在が今のわたしには哀しくてつらくて)(きっと今のわたしは”退廃”をあまり必要としていないのか)(わたしはなんと余計なものでもってひとを愛するのか)(音だけで聴けばよいのにそれに付随するきらめきだとか淀みだとか、そういうのばかり気にして)それでも。きっとずっとずっと彼らのこと気にし続けていくんだろうなって。わたしはそう思ってる。