よそのネコ

夜、かわいいこのところへ。小一時間にょきにょきと爪を立てられがぶがぶと容赦なく噛まれその痛みにたくましく育っているということ、そして確実に獣であることをしっかりと実感して。遊び(遊びなのだと思う彼はたぶん遊んでいたのだ)疲れたらとことこと寄ってきてぴたりと身体をくっつけくるりとわたしの手首に尻尾を巻きつけてしまうのだから、まったくもって困る。わたしはよそのひとですよ?と心配してあげないといけないの。