お茶の時間には色が白くてつやっとしていてころころと笑い転げる声が愛らしくて、鈴の音のような声でずばっと毒を吐く美しい女子たちと。新しいカフェで。わたしは「薔薇の雫」と「天使たちの祈り」とで迷っていて。「天使たちの祈り」をアメジスト色の持ち手が可憐な透明のカップに注ぎこむとふわりと薔薇の香りが漂って素敵でうれしくてうれしくて夢の中みたい。うそでもいい。お友達は美しい。だからわたしはいつだってじーっと見つめすぎてしまう。纏う空気のきらきらは何で出来ているのだろう?解明したくて。だけれどいつもこたえは見つからない。美しいもの、美しいひとにふれると自然と自分の気持ちもきりりとする。それでやたらとがんばろうって思うし言ってしまう。そうすると美しいひとは「そのままのあなたがすてきよ」って言葉をくれちゃうの。