マドゥモァゼル・ルウルウ

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マドゥモァゼル・ルウルウ

マドゥモァゼル・ルウルウ

口が悪くて勝気なルウルウに苛立ちまぎれで一気に。もーこのきまぐれ仔猫ったら!ってぷんぷんと。振り回されながら取り込まれる。まったくもって森茉莉! 宇野さんの装丁は美しい。ぴんく!中のねこにもきゅん。この本自体が宝物のように丁寧に作られていて、それはすなわちルウルウを取り囲む世界。どぎまぎと、ときにはイライラさせられながら、この可愛げないようで結局のところ可愛い生き物が、すっかりと特別で。大事な気持ちを持っていかれる。くやしい。