はじめてのアンティーク着物体験

アンティーク着物を着てお茶をしたりご飯を食べたりというお仕事がわたしに舞いこんだの。趣味でお着物をあつめている方が11月にある地元のちいさなお祭りのサプライズ企画でたくさんあるお着物をみんなに着て欲しいって。彼女の頭の中にはあのこにはあの着物であの帯で半衿でって豊穣なイメージ。それを体現化するためにお邪魔してきた。

わたしのお着物は「150センチくらいの子じゃないと着れないからこれは絶対チビちゃんにって決めてたの」って。すごく渋い柄でとまどいを隠せなかったんだけど。帯をわたしっぽくって考えてもらってブルーが鮮やかで裏がオレンジやピンクのお花の大胆なものに。モダンレトロ!そうまさに。正しいかんじの。だからこそわたしにこの柄を持ってくるのはとても意外でそして逆に納得というか。してやられた感満載でニヤニヤ。
お友達のもすごいすてきで。すっごい似合うんだけど意外性があってどきっとしてそうきたか!ってうならされた。お着物の持ち主が一生懸命意外性があってそのひとに似合って洋服とはまた別の顔っていうのをこだわって選んでくれたの。夢のようなお部屋だったわ。注意点が何点か。髪の毛はセットしすぎないこと。下駄を履いてほしいこと。普段着として、Tシャツのように着てほしいのって。すてきなひとはすてきな言葉をくれました。帯や半衿でそのお着物ががらりと表情を変えるのでほんとに驚いてしまって。お着物って奥が深い!すっごくアバンギャルドな組み合わせがしっくりきたりして、ほんと不思議!すっごくすっごく楽しかった!

名前を覚えてもらってなくってずっとわたしのことチビちゃんって。そしていまも。ねこになった気分。