からくりからくさ (新潮文庫)

からくりからくさ (新潮文庫)

梨木香歩の『からくりからくさ』を読んだ。このひとは匂いたつような文章の書き方をする。草いきれの匂い。今日は山と戯れてきたから余計に。
はやる気持ちを抑えることが出来なくて、いつも先へ先へと急いで。もったいない本の読み方をしていると思う。子供なんだ。まだまだ。我慢を覚えれないの。ゆっくりじっくり読みたいのに我慢できなくて、がーーーっとつっぱしる自分がなんかいやだったりする。
でも論文書くときとかはこの読み方って結構役にたつ。キィワードをピックアップして読んでるところがあるんだろうな。時間短縮で。
それでも丁寧に。
なんでも丁寧にできるひとをあたしはとても尊敬していて。そんなオトナにすこしずつ近づいていけたらな、と思う。マジだぜ。
丁寧に本を読めるひとは、きっとちいさな、大事なことに気付けるひとなんだと勝手に思ってる。