はじめに言葉ありき

文学理論を語るにあたって存在論について言及しているのだけど。「世界はどうなっているのか」「わたしとは何なのか」「世界とわたしとの関わりとは何なのか」これが文学の基本だと三田さんは言うけれど、これって哲学のそもそものはじまり部分だよね?デカルトの認識論について簡単に説明してあって。哲学は認識できないものについては語ってはいけない ってルールを思い出した。哲学の限界はここだけれど、文学はその認識できないものについて言及することができるのだと。最近読んだ雑誌の中でエイミー*1が言葉で言い表せないものはないと言い切ってたなあ。言葉に言い表す必要はないことはあるけれど と。
今日は奈良に行ってきた。のどかな景色を通り過ぎながらする読書はちょっと楽しくて。貪り読むってひさびさ。1年ぶりに逢う大学のお友達。新居を訪ねたのだけど、きちんと生活をしてる部屋だった。よい部屋。
彼女も小さな命を宿しててやっぱりやっぱり早く出て来いと祈らずにはいられなかった。
 
彼女の活けたお花。綺麗。

*1:山田詠美ねいさん