とるにたらないものもの

お風呂に篭って読んでた本は江國さんの『とるにたらないものもの』

とるにたらないものもの

とるにたらないものもの

彼女の語る昔話はわたしをひどく懐かしい気持ちにさせる。わたしはトライアングルや輪ゴムを好きだったことはないのに。傷口にオロナインやメンソレータムを競って塗られたこともないはずなのに(おうちは庭に植えてたアロエですべてをまかなってたから)
きっと 幾ばくかの残酷さがそうさせるのだと思う。いつだって彼女のおはなしは。