ロミオとジュリエット

唇と唇をそっと触れ合わせ名残惜しげにゆっくりと離れたあと、おでことおでこでキスするみたい。とってもきゅんとしてそれが一番苦しかった。どうか、このまま 無垢で情熱的でたどたどしいふたりの、ひたむきで危なくてお砂糖菓子のように甘く、可憐な小鳥のようなふたりの恋よ、どうかそのまま。と願わずにはいられなかった。天国への階段をのぼっていく特別な美しい恋人たちに称賛の瞬き。すると涙がこぼれて洪水になるの。溺れないように気をつけて。

無事千秋楽を迎えられましたことお慶び申し上げます。それからこんな素敵な舞台に出逢えたことに感謝します。いま、とても清々しくしあわせです。