京都4日目

明け方まで彼女は起きて仕事をしてた。わたしはぐっすりとすっきりと目覚めた。夜中のファッションショーは必要だったんだって彼女、心底かっこよいと思う。ブランチは優雅にカジュアルフレンチのお店で。牡蠣の香草蒸しにタラのポワレ、デザートは自家製プリンに紅茶のアイス、チョコでコーティングされたオレンジピールの深い苦みがすき。京都を懐かしく思う?という質問にいいえ、と。2、3年ほど逢ってないあなたともまったくの違和感がないのと同じように。それから。じゃあね、またねと手を振って振りかえらない。

たくさん街を歩き回ったあとはゴディバのアイスが食べたくて。アイボリーチョコレートチップを年下なのに姉御肌の乙女と。夜ごはんはホタテ貝柱と九条ねぎフリット、寄せとうふ、京野菜とスモークサーモンの生春巻、京長芋のとろろグラタン、蓮根もち、京生ふの炒り田楽(よもぎ・ごま・栗)飲み物は京野菜のグリーンジュースとカシス梅酒の京野菜割り。お酒じゃない。デザートがまた素晴らしくって、賀茂トマトのレモンシャーベットのせ。湯葉プリン。おなかにやさしくてやさしくて食べすぎた。でももたれない。たくさん食べれてうれしい。最高。